イカせて…

釣りから帰宅。


釣った魚を捌き終わり、ようやく疲れた身体の汗を流せる。


汗でベトベトになった頭を洗い、2人でラブラブシャワーを浴びている時に事件は起こった。


背中の腰近くのカサブタが取れそうだよ！


そんな所にカサブタなんてあったっけ？


まよぴ師匠がつぶやく…


( ・◇・)？


背中にカサブタ？


背中をケガした記憶なんてないけど(汗)


触ってみ！


まよぴ師匠がつぶやく…


背中左後ろの腰付近を指で確認すると、確かに干しブドウぐらいの塊が…


が…引っ張っても取れない(￣O￣;)


そのカサブタらしき物体を見たいのだが、背中なので全く確認出来ない。


んで…
まよぴ師匠がシャワーをかけると、いきなり大声で叫んだ！



動いた(ノ-0-)ノ　┫∵：．



工工エエェェ(゜Д゜；ノ)ノェェエエ工工



足が動いた(ノ-0-)ノ　┫∵：．



工工エエェェ(゜Д゜；ノ)ノェェエエ工工



まよぴ師匠がカサブタと勘違いしたのはマダニでした（泣）




完全に噛みつかれているので、引っ張っても取れない。



ヤ・バ・イ(,,゜Д゜)



ネットで調べると皮膚科に行くのが良いようだが、土曜午後はどこの皮膚科も診察していない。


仕方がないから三島メディカルセンターにTELすると、至急来て下さい！とのこと。


慌てて車を走らせ病院へ=┏( ・＿・)┛


当日の担当医は外科の先生でした。


マダニに噛まれたことを説明すると、直ぐに除去作業へ。


その時の先生と看護婦さんの会話。


看護婦：大きいですね
先生　：デカいよね…


看護婦：生きてますか？
先生　：生きてるよ…


先生　：あっ…


ここでマダニが切れて、口先だけが皮膚に残ってしまったようだ。


先生　：切らなきゃダメか…


ここでメス登場。


背中が見えないので先生が何をやっているのか分からないのだが、何かでゴリゴリやっているのだけは感覚で分かる。


先生　：やっと全部取れました


マダニが病原体を保有していれば予期せぬ不都合が生じる。


皮膚症状や発熱、顔面神経麻痺などを生じ、放置すれば死亡することもある。


SFTS（重症熱性血小板減少症）のウイルスを持ったマダニに感染すると6～14日間の潜伏期間を経て発熱、下痢、腹痛、嘔吐、筋肉痛、意識障害、失語、皮下出血といった症状が出る。


2013年1月に国内で1例目が確認され、2015年4月8日までに愛媛県、宮崎県、高知県、鹿児島県、徳島県など西日本の15県で110人が発症している。


110人なら患者数はそんなに多くないのだが、怖いのはその内の32人が死亡していることだ。


何故そんなに死亡率が高いのか？


現時点ではこのウイルスに対する治療薬やワクチンがないことが原因だ。


本当なら1週間分ぐらいの抗生物質が欲しいのだが、メディカルセンターは2日分しか薬を出してもらえない。


月曜の仕事帰りに別の病院に行き、理由を説明し薬を出してもらった。


とりあえず火曜になったが傷口付近が炎症をおこしたり、謎の痒みなどにも襲われてはいない。


処置が速かったから良かったのか？


SFTSのウイルスを持っていないマダニだから良かったのか？


これからは山に行く時は今まで以上に気を付けないと。


現段階では潜伏期間が終わっていないので、完全に大丈夫と言えるようになるのは2～3週間後ぐらいだ(―д―；)